妊娠線予防クリームが合わなくて肌トラブル発生!対応、予防方法は?

気になる妊娠線をなんとかしたい!予防しておきたい!と思って妊娠線専用のクリームを使用している妊婦さんも多いですよね。
クリームを使っているうちにかゆみが出たりプツプツと発疹が現れた…という方は、次のような原因も考えられますよ。
①その商品の成分が自分のお肌には合わなかった
②妊娠性痒疹など、妊婦さん特有の症状によるもの
妊娠中は身体の中のバランスが揺らぎやすいので、お肌のトラブルが起きてしまうことも多いんです。
我慢できずにかきむしってしまうなど、症状が気になる場合はひどくなる前に皮膚科か産婦人科を受診しましょうね。
この記事ではまず、妊娠線の予防について解説します。そして、妊娠線専用クリームがお肌に合わなかった場合の別な商品の選び方と、妊婦特有の皮膚疾患についても詳しくご紹介しています。
妊娠線を防ぐためのポイントとは・・・?
それではさっそく、意外と見落としがちな妊娠線の予防に関するポイントを見てみましょう!
保湿と適正体重の維持が重要
妊娠線は、妊娠中に皮膚とその下の組織が引っ張られてしまうことでできてしまいます。
皮膚がよく伸びるように保湿するのが大事だと知って、妊娠線予防クリームなどを使用している方も多いですよね。
保湿ももちろん重要ですが、意識することで予防につながるポイントが他にも2つあるんですよ!
適度な水分補給も大事!飲み物の選び方
お肌が乾燥しないようにいくら保湿クリームを塗っていても、きちんと水分をとっていなければ身体は水分が不足しがちになってしまいます。
飲み物を選ぶときは、適度に温かい飲み物にした方が身体の代謝に良い影響を与えますよ。
また、カフェインは大量に摂取すると胎児へ悪影響を与える可能性があります。コーヒーの場合は1日最大でもカップ2杯までにしておくのが良いでしょう。
参考:カフェインについて/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
妊娠線予防のためにも、適正体重を医師と確認!
体重の増加が極端に大きいと、妊娠線もできやすくなります。それに、妊娠中の体重は程よい範囲にコントロールしておくことが健康上も望ましいとされていますよね。
ただし、適正な体重増加の範囲は人によって違うので、一概に◯kgとは言えません。
通院先の産婦人科の医師から体重に関してもよく説明を聞いて、急激に体重が増えすぎないように気を配りましょうね。
お肌に合わなかったら、シンプルな成分を試してみよう
今まで使っていた妊娠線予防クリームにアルコールや香料が入っていたなら、それらが使われていない製品を試してみるのも良いかもしれませんよ。
もし、アルコールフリーで無香料のクリームなのにお肌に合わない場合は、シンプルな成分のものを試してみてはいかがでしょうか?
そこでオススメの成分は、病院で処方される保湿剤にも含まれる「尿素」と「ワセリン」です。どちらも市販のものを入手しやすいですよね。それぞれの成分のオススメポイントは次の通りです。
①尿素はお肌の潤いを保つ効果があるので、乾燥を防ぎたいときにオススメ
②ワセリンなどの油脂性成分はお肌のバリアを強くするのにオススメ
ちなみに、おへそ周りのお肌のケアも大事ですが、自分からは見えにくいお腹の丸みの下の部分も忘れないようにケアしましょうね。
妊娠線はお腹以外にもできる場合があるので、クリームは胸のあたりにも塗っておくと良いですよ。
かゆみがひどいなど、症状が気になるときは病院を受診しよう
妊娠中は色素沈着が起こりやすくなる?
実は、妊娠中はホルモンバランスの影響でお肌の色素沈着が起きやすくなっているんです。
このときにかゆみがひどいと、かきむしった跡が残ってしまいなかなか消えない…なんてことも起きてしまいます。
それに、妊婦さん特有の皮膚の病気もいくつかあるんですよ。それらの病気は、ひどいかゆみを伴うことも多いんです。
例えば、妊娠性痒疹(にんしんせいようしん) はポツポツと小さな盛り上がりがお肌にできて、強いかゆみを感じることのある病気です。妊娠3~4ヶ月頃に発症することが多く、ほとんどは出産後に症状がおさまります。
妊娠中の肌トラブルは放置しないで、気になるときは早めに皮膚科などを受診しましょう。
まとめ
この記事では妊娠中の肌トラブルにまつわる内容をご紹介しました。ポイントは次の通りです!
- 妊娠線予防には、適度な水分補給と適正体重の維持も大切
- 妊娠線予防クリームを変えるなら、尿素配合やワセリンなどのシンプルな成分を選ぶのもオススメ
- 妊娠性痒疹など妊娠中に起こる皮膚疾患もあるので、症状が気になるときは皮膚科を受診しましょう
「妊娠線は仕方ない、気にしないほうが良いよ」と言われても、そう思えない方は実際に多いですし、自分の身体を気にかけるのはある意味当然のことですよね。
自分の身体を大事にいたわることができるあなたなら、きっと新しい命も大切にすることができますよ。
この記事を最後まで読んでくださったあなたに、より多くの幸せが訪れることを願っています。